ストロングコーヒーに魅了

自分は濃いコーヒーを好んで飲む。通常コーヒーカップにはコーヒーの計量スプーンで2杯ぐらい(12g)が目安だが自分は3杯入れて飲んでいる。やっぱりコーヒーはストロングコーヒーじゃないと口に合わない。見た目に濃いと分かるような色をしていないとコーヒーは鼻から受け付けない。


これはオーストラリアのコーヒー文化に染まってしまったからかもしれない。オーストラリアはご存じの通りコーヒーが大好きな国民。朝早くからカフェでコーヒーを飲む人たちが多い。ケアンズでも朝6時ぐらいから店が開いて街なかのカフェは至るところどこのカフェも賑わっている。


オーストラリアのコーヒーは濃いのが特徴。これはイタリアの移民が本国のような濃いコーヒーをオージーに広めたことがきっかけで濃いコーヒーを好んで飲む人が増えて行った。もうひとつ、カフェで飲む人が増えたのは以前はテラスでコーヒーを飲むという習慣がオーストラリアには無かったが、2000年のシドニー五輪で外国人が来豪したのをきっかけにテラスでコーヒーを飲む人が増えて、その後、カフェで飲むという文化が定着した。


その後もオーストラリア独自のコーヒー文化が次々に生まれて、あのスターバックスでさえオーストラリアではオージーがスターバックスのコーヒーに馴染めず大苦戦した話は有名。ケアンズでは早々と撤退してしまった。ストロングコーヒーでないと何かコーヒーじゃない。これもオーストラリアに長年住んで染まった所以か。