今年も早々と試練が。

シドニーで住む部屋が見つからずにケアンズに戻って来た息子だが、状況が暗転して慌ただしく今週の金曜日に再びシドニーに戻ることになった。ケアンズの自宅でオンライン授業を受けながら最後に残った課題の卒業論文をまとめ挙げるつもりだったが、卒論はオンラインでは出来ないと大学側から非情な通達が舞い込んだ。


「大学に確かめなかったのか?」と息子に聞いたがもう後の祭り。かみさんもオンラインで大丈夫なのと何度も息子に確かめていたが「大丈夫」と言うので気にしていなかったのが大きな間違い。息子も最終的に確認しないままオンラインのガイドラインだけを見て判断してしまったようでもうどうしようもない。


授業は来月早々から始まる。こんな短期間の中で果たして住む家が上手く見つかるのだろうか? しかも椅子や机、ベッドなどの家具は前回全部処分してしまった。フル・ファ二ッシュで借りるならもう蛸部屋のルームシェアぐらいしかない。例えそれでも大学の近くを借りるとなると最低でも週$400以上は下らない。


仕送りは大変になるけどもう仕方がなく、高額な家賃であってもそれで払うしかなくなった。卒業まで後半年、かみさんは「もう腹は括った」と言った、がむしゃらに働くと。昨日も3人でずっと大学近郊の貸し物件をネットで調べてみたがなかなか良い物件が見つからなかった。店の方も年始が過ぎた途端に売上は線香花火のようにパッと散りながら一日が終わって行く。今年も早々と試練の時がやって来た。