自分たちが借りている店舗のビルが売れたかもしれない。このビルのオーナーは以前からずっとここを売りに出していたんだけど、先週の金曜日にオークションで競売にかけていた。もし、このビルが売れたらもちろん自分たちはここを出ることになる。ビルが古いのでリノベーションをする必要があるから。

契約が切れた後はマンスリーで借りていた。何かあった時にいつでも出られるように月で借りていた。だから出ろと言われたらすぐに出て行かなければならない。店が無くなってしまったらもうどうすることも出来ない。他の物件を借りるにしても今年の１０月までではどこも貸してくれないしそれにつぎ込むお金も無い。

安い家賃で借りていたので１０月いっぱいまで出来れば少しでも政府に借りた借金を返せるかなと思っていた。でも人生はそう上手くは行かない。今後は今ある在庫を出来る限り売って減らして行くことになる。最後は叩き売りになるだろう。せっかく日本人のお客さんが徐々にケアンズに戻って来たところなのに残念。

後、せめて３年ここに居れたら良かったかな。でも高齢の父親が日本で待っている。自分は日本に帰らなくてはならないのは決めていたこと。とにかくこの先残された期間で在庫を出来るだけ処分して行かなければ。少し早かったけど２３年間やって来た店も遂に幕を下ろす時が来たようだ。　　お母さん。。。どうしようかな、この先。。。