今日、ばったり店の前でビルディングのオーナーに遭った。ストレートに「このビル売れたの？」と尋ねたら「まだ売れてない」と言っていたけど何だか鎌をかけているような感じがした。「日本人は戻って来たか？」と聞かれたので「少しずつ戻って来ている、１日３０人～５０人ぐらい」と答えたけど「まだまだ、これから」とそこは何となくはぐらかした。

ケアンズの不動産に携わる人はこの通りがすでに小売りには向いてないことは分かっている。２軒隣りのビルのオーナーも「この通りで小売りをやるなら大きなチェーンストアの薬局屋ぐらいしかない」と言っていた。それにこのビル、直すのに多額のお金がかかるので厳しいよねとも言っていたけど。

今はこのビルが売れた時のことを考えて商品のオーダーは最小限にとどめて、食品などすぐに売れるものに限っている。本来なら在庫が無くなってオーダーしたい商品もあるんだけど、ここはじっと様子を見ながらといった感じ。だいぶ店の在庫も寂しくなって来て、どうしていいか分からずストレスが堪る日々が続く。

先日、万引きした女を捕まえた。大胆にもレジの目の前にあったビーチタオルを盗んで行った。日本人のお客さんを接客していてまったく気に留めていなかったが、直ぐにタオルが無いのに気が付いて追いかけた先の路上でその女を見つけ、すぐさま「バッグの中を見せて」と言ったら「ごめんなさい」と謝ってその後タオル代を払って行った。隙があったなとあらためて感じた。