新しい挑戦

日曜日を除いて今は朝から夕方の5時まで店を開けているが、一日営業してもほんの数人のお客さんしか入らない厳しい現状が続いている。この通りの一角は店が殆どやって無いので
お客さんも来るはずがない。もし、一軒でも地元の人にとって魅力的な店があれば違うのかもしれないが。。


この人達にとっての魅力的な店とはどういうものなのか? 接客? 雰囲気? 同じオーストラリア人? 色々と考えてみるのだがひとつ分かっていることは、彼らの求めるニーズに合っていない商品だから、とどのつまり旅行者の好みそうな物が中心なのでこの反動は実に大きい。そしてもう一つは値段だろう。


もしここがシドニーのジョージ・ストリートなら別だがケアンズの人が200ドル、300ドルする帽子はさすがに誰でも買わない。地元には地元に合ったニーズが必要なのは十分に分かっている。今はあの三波春夫さんのように入店してくれるお客さんはすべて神様のような気持ちで、自分の持てるベストな接客で対応しているがやはりそれでも難しい。


少し前に自分が持てる全てを出し切って接客した地元のお客さんが今日、再び戻って来てくれた。今はこうした積み重ねで一人またひとりお客さんを自分の店のファンにして行くしかないと思う。いつも明日はもっと頑張ろうと気持ちを新たにするのだが、その日の閉店時にはいつものように虚しさが込み上げるのは毎度のことだ。


というわけで 来週から週に2~3回マンゴーピッキングの仕事をすることに決めた。還暦を目前に控えてこの仕事をするとは思わなかったが、何か新しい発見があるかもしれないと思ってやってみることにした。ハードワークと聞いているがもう頑張るしかない!
だからこのブログは常に書けないと思うけど、出来る限りやって行こうと思っています。