人生山あり。。今は谷が無い?

21年ぶりだろうか、人の下で働くということは。お金を稼ぐという事がこれほどまでに大変かという事を昨日あらためて知った一日だった。初日のマンゴーピッキングの仕事は実に疲れた。とにかく何か動かなくちゃいけないと思うのだが、自分が次に何をしていいのか分からないのことが一番疲れる。


自分といっしょに参加している日本人の仲間はけっこうこの仕事を既に飲み込んでいて、大まかな作業が分かっているので手際よい。自分はただあたふたするだけで空回りしているから回りの人が自分に気を遣ってくれているのが更に辛かった。「最初の日はこんなもんですよ」と慰めてくれるのがとどめを刺す。


昨日の仕事はピッキングではなくマンゴーの区分け作業で、日本向けのマンゴーと中国向けのマンゴーをそれぞれポリのネットに入れて行く。そこで熟んでいたりダメージがあるものは弾かなければいけないのだが、その見分け方が難しくてよく分からない。いちいちそれを聞いて確かめるのだが、たぶん相当使えない奴だと思われた気がする。


オーストラリア人はそれを怒らないで優しく教えてくれるけど、次はもっと手際よくやらないともうその次からは及びがないだろう。ただ、いい経験にはなったことは事実、次も全然気は乗らないがとにかく慣れるまでやってみようと思う。「人生山あり谷あり」でも今の自分には山上りしか見当たらない。