3人暮らしに戻る

昨日、シドニーにいた息子が半年ぶりにケアンズに帰って来た。学校も無事に終わって何とかクリスマスを我が家で迎えることが出来る。久々の再開だったが空港から出て来たその風采は、髪が伸びきってボサボサの頭に髭を生やして、両耳にピアスまで開けている何とも品の無いチャラけた見て呉れだった。


自分に逢うや否や開口一番「おじいちゃんにまた似て来たんじゃない?」と抜かすと、さらに「そのTシャツヤバいよ」と穴が開いているTシャツを見てホームレスみたいだと言い出し、最後は「顎が無い」と弛んできた喉元を指してあし様に言う始末。こっちも「元気だったか?」とか掛ける気にもなれなくなった。


ダイヤみたいなピアスを開けてチャラチャラした感じには好感が持てない。ボサボサの頭は向こうでパーマをかけたからだそうで、「親父みやいに禿げる前にやっておきたかった、最近ちょっと来てるんだよね」何て惚けたことを言う。前髪をゴムで束ねた元服前の唐子髷のような髪型で、このまま進めば自然と武士の月代(さかやき)に近ずく感じだ。


まぁ、とは言え無事に帰って来たので、かみさんも変な恰好で戻って来た息子だったが嬉しくて仕方ない様子だった。明日はウーバーイーツで溜まったポイントを利用して、無料で晩御飯を家族で頂くらしい。日頃ウーバーをやっているので、一度それで頼みたかったそう。また、しばらく息子との3人暮らしが続く。