壊れたドライヤー

今日は朝からかみさんを怒らせてしまった。シャワーを浴びてそのままハンガーに掛かっているバスタオルを取ろうとしたら、横に一緒にかけてあったかみさんのお気に入りである日本製のドライヤーを一緒に引っかけてしまい、そのまま思いっきりタイルの床に落としてしまった。ドライヤーは無残にも吹き出口のカバーが外れてしまい元に戻せなくなった。


何とか直さねばとハンドルのねじを取ってやや無理やり本体をこじ開けようとしたら、今度は吸入口のカバ―が取れてしまい、その勢いでフィルターが飛び出して、無情にも中のコイルの断熱シートが切れてしまって、その後は察しの通りでかみさんは怒り心頭、完全にぶち切れてしまった。


オーストラリアのドライヤーは重たくて使いずらいうえ機能性に乏しいらしく、わざわざ日本の友達から頼んで送ってもらった軽くて使い易い日本製の優れものだったそう。もう意気消沈したかみさんは戻せなくなったドライヤーを見て涙ながらに「もう、見たくない。。捨てて。。」と言い残した後に立ち去った。


このドライヤーはもうこちらでは買えないし価格も1万円ぐらいしたようで、収入が乏しい今の自分たちには大きな出費だ。かみさんはやりたくもないウーバーイーツをやって必死にお金を貯めている最中にあり、自身も色んな欲しいものを我慢していた矢先のこの失態で何とも申し訳なかった。新しいドライヤーも買えない今の自分は一体何をしているのだろうか?