お土産に卵を売るか?

ゴールデンウイーク初日の今日は全くの不発弾で期待した売上には程遠い内容になってしまった。朝、開店して暫らくすると早朝にケアンズに着いたいう一人旅の若い女性のお客さんが早速入店してくれて石鹸とジャーキーを買ってくれた。飛行機の中も結構日本人が乗っていたと言っていたので今日は忙しくなるのかなと思ったら結局このお客さんひとりで終わってしまった。


一体、日本のお客さんたちはどこに行ってしまったんだろうか? 初日だからこんなもんか?とも思ったものの一抹の不安は拭えない。明日は忙しくなるのだろうかと3年振りのゴールデンウイークに是非期待したいけど、今日は鏡の海のように静かに過ぎてその気配を感じる事は出来なかった。


ツアーから戻って来る6時を過ぎても誰一人来ないのはちょっと不気味な感じもするけど、とにかく明日に期待したい。振り返ると今日はローカルのお客さんが殆どで皆さんプラントを買って行ってくれて本当に有難いこと。また、プラントが無くなってしまったので、週明けにでもまたナーサリーに出向いてプラントを仕入れて来なくちゃなと何だかゴールデンウイークとは思えない内容になっている。


昨日、日本のニュースの中でゴールデンウイークが始まったが今年は観光地で異変が起こっているとやっていた。卵が不足しているのでお土産品に卵が使えない商品になっているらしい。こっちでは卵は別に不足していないのでいっそのこと卵をお土産に売ったら売れるだろうか? とも思ったが…

誰もいないアンザック・デー

オーストラリアは今日、アンザック・デーの祝日で街なかのお店は殆どの所が閉まっている。本来なら今日はローカルのお客さんも動かないし恐らく暇だろうと思って、店を閉めて家の玄関のドアをペンキで塗り直そうと思っていた。しかし、こんな時に限って昨日から雨が降り続けて、結局ドアのペンキ塗りは諦めて店を開けた。


ゴールデンウイークの直前とあって街は日本人旅行者の姿も殆ど見ない。予想通りの暇な中で唯一救われたのがクルーズ船で来ていたお客さんたち。祝日でどこもやっていないので朝からぽつりぽつりとお客さんが入って来てうちでお買い物をしてくれた。午後3時を過ぎた後はもうその唯一のお客さんたちの姿も無くなってしまった。


当初、今日は店を開けても売上があるかなと思っていたので、とりあえず売上が作れて良かったと朝から開けた価値があったと安堵している。もし、クルーズ船のお客さんがいなかったら今日はさすがに厳しかったと思う。しかし、どこの店もやってなかったので新聞はないかとか風邪薬はないかとか言うお客さんも結構いたけど。


ドアのペンキ塗りはゴールデン・ウイーク明けにあらためて持ち越しに。加えて水漏れし出した水道の蛇口も新しいものに交換しなければいけないので、この先もやることがいっぱいになってしまった。しかし、まずはその前に今週末からスタートする最大のヤマ場であるゴールデンウイークに向けて死力を尽くして頑張らなければいけない。

60の顔

鏡に映る自分の顔を見ると確かに60歳の顔をしている。自分は今年還暦を迎えて遂に60代に突入した。目尻が下がって皺が目立って来たのが老いた顔を物語っている。ほうれい線が一際目立つようになったのも老いた証拠。一番気になるのは首が弛んで二重顎になったことかも。


鏡に映った顔を見てまず最初にチェックするのが伸びた白髪の眉毛。眉毛自体も何だか長くなって来ているけど、上向きにピンと張った白髪が長くなるとどうしても気になり、その都度いつもハサミでチョキン・チョキンと切ってお手入れをしている。白髪眉毛はどうしても爺さんに見えるから。


眉毛だけでは無い。鼻毛も白くなって来た。運転中に車のバックミラーに写る徐に伸びた白い鼻毛を見ると例え運転をしていてもその鼻毛がどうしても抜きたくなって、とことん指を鼻に突っ込んでその白く伸びて目立つ鼻毛をつまみ出す。再びバックミラーで鼻毛を確認して無くなっていると爽快になるのは自分だけの秘密だ。


そもそもこんなことを書くこと自体が年を取った証拠なのだろうか? でも、顔にだんだんハリが無くなって爺の顔に変わりつつあるのは、いくら年とは言えやっぱり落ち込んでしまうこと。ただ、幸いなことに腹はまだ出ていない。多少ぷっくりして来た感もあるけど、そこはまだ顔と違ってTシャツが程よく似合っている。